地域ケア会議に参加してきました

こんにちは!あすなろ甲府薬局の薬剤師のSです。
今週から急に冷え込みが厳しくなってきましたね。みなさん、温かくして体調には気を付けて下さい!

先日、甲府市中央地域包括支援センター主催の「自立支援型地域ケア会議」に出席させていただきました。
高齢者のQOL(生活の質)向上を目指し、いろいろな職種から専門的な助言をいただきながら、自立支援や介護予防の視点での計画立案につなげるための会議です。

今回は2人のケアマネージャーさんから事例が提示され、それぞれの事例に対し専門職から助言が出されました。
参加者は私の他に、行政から歯科衛生士さんと管理栄養士さん、病院から理学療法士さんなどでした。

会議では共通の目標に向けた支援を実現するために、どんなことが課題か、どんな支援を行っていくべきか議論していきます。
「薬の管理は自分でしているけど、最近飲み忘れが気になる80代の方」の事例では、かかりつけ薬局として毎回同じ薬局を利用し、複数の科の薬を一つにまとめて日付を印字してみてはどうかと助言させていただきました。
その他、「デイサービスで役割を見つけてあげると本人の意欲が高まるのでは」という理学療法士さんの助言や「体重を減らさないために、食事が楽しみになることが大事」という栄養士さんの助言、「口腔内を清潔に保つことで咀しゃくや飲み込みが良くなり食事が美味しく食べられる」との歯科衛生士さんの助言が出されました。
同じ事例でもそれぞれの専門的な視点で見ると自分では気が付かない疑問や課題が様々出され、とても勉強になりました。
専門職種がそれぞれの知識をつなげることの力を実感した会議でした!