学生向け食料支援に参加してきました!

こんにちは、法人事務局の根津です。
先日、山梨学院大学で行われた学生向けの食料支援活動「ほっとまんぷくプロジェクト」にボランティアとして参加してきました。

生憎の天気模様でしたが、約150名の学生たちが受け取りに来ていました。やはり山梨学院大の学生が多かったのですが、中には甲州市の産業技術短期大学校から来た学生さんやユニタス日本語学校に通う外国人の方も来ていました。

受付にいると、ある学生さんが「事前申し込みをしていないとだめですか?」と心配そうに聞いてきました。
「大丈夫ですよ!どうぞどうぞ」と伝えると「よかったぁ」と本当に安心していました。そんな様子を見てすごく困っているのかなと思い、「普段どう?どんなことに困っているの?」と声をかけてみました。
すると「親の仕事が大変で仕送りが途絶えているんです。お腹がへって授業に出るのも大変です。」とのことでした。
「奨学金とかは?」「奨学金は借りていますが、それだけじゃ学費の足しにもならないです。」

その他にも、年末年始は「お金がないから帰省できない」という学生さんがたくさんいました。「正月はアパートに閉じこもっています」との声に切ない気持ちになりました。

(会場の様子。たくさんの学生たちが受け取りに来てくれました。)

子どもを連れて来ているお母さんもいました。声をかけると「野菜もいろいろいただけて、ありがたいです」とおっしゃってくださいました。「子育て大変でしょう」とお米を多めに渡すと、とても感謝してくれました。
世間ではクリスマスだお正月だとお祝い事が続きますが、一方で食べる物さえ困っている人たちがこんなにいるのだと、もやもやした気持ちが拭えません。

参加した学生たちの声を聴き、少子化が進む日本において、とても子どもにとってよい環境となっていないことを実感しました。「異次元の少子化対策」はどうなっているのでしょうか?
ビジネスとして利益の対象になってしまっている日本の教育を、社会全体の未来そのものとして無償化の方向に転換していくことが必要ではないでしょうか?その方が強力な少子化対策にもなるのではないでしょうか?
国会議員の皆様には、自分たちの裏金作りじゃなく、ぜひ日本の未来のために一生懸命になってもらいたいと思った一日でした。