原水爆禁止2025年世界大会に参加しました

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こんにちは!あすなろ甲府薬局 薬剤師のMです。

8月4日から6日にかけて、広島県で行われた原水爆禁止2025年世界大会に参加してきました。

今年は広島、長崎に原爆が投下されてから80年です。当時被曝した方々の平均年齢は86歳ということで、次世代へ、そしてまた次の世代へとその体験を伝えていくことが、今大会の大きなテーマの1つだと感じました。やはり直接ご本人が体験したお話は、多くの人の心に響きますが、今度はその話を聞いた私たちが次の世代へ繋ぐ責任があるということを実感しました。

また、世界大会は海外からの参加者も多く、なんとフランスからは78名もの代表団の方々が来ていました。他にも各国から代表者が来ていて話を聞くことができ、海外からの関心の高さを知ることができました。

2日目は各々関心のある分科会に参加し、私は “核兵器禁止条約に参加する日本を-非核日本キャンペーン” に参加しました。

みなさんは核兵器禁止条約をご存知でしょうか?この条約は、核兵器を完全になくすために核兵器を違法化し、核兵器の使用だけでなく、使用するぞと脅す行為や開発、保有等々…またこれらの行為を援助・奨励する行為をも、包括的に禁止するもので、2021年から発効した国際法です。現在73カ国が批准しており、94カ国が署名しています。しかし、核保有国をはじめ、その核に頼る国々、そして日本も核兵器禁止条約を批准していません…。

この分科会では核保有国であるアメリカとフランスの方から、自国の核兵器禁止条約批准の必要性と批准に向けての取り組みについて聞くことができました。特にフランスでは、被団協の方がフランスに赴き、実際に被曝した方が体験を語ったことで、一般の人も核について知ることができ、世間の関心が高まっているようです。

このように海外でも核兵器禁止に向けての動きがある中で、唯一の被爆国である日本がこの条約を批准していないという現状を変えるため、日本で行われている活動についても報告がありました。私も署名運動など、できるところから参加していきたいと思います。

この記事で少しでも世界大会の様子を伝えることができていたら嬉しいです。

平和のために自分に何ができるのか考えて、それを行動に移せるようにしていきたいと思います。