こんにちは。あすなろ甲府薬局のIです。
先日、あすなろ甲府薬局でも粉薬やシロップ剤、栄養剤の試飲会を行いました。
薬そのものの味を確かめたり、薬を水や麦茶、オレンジジュース、ヨーグルトなどに混ぜることによる味の変化について学びました。

何にも混ぜずにそのままで美味しい薬もあれば、服薬ゼリーや飲み物などに混ぜることでかなり飲みやすくなる薬もあり、味も様々でした。
子供の感染症などにもよく使われる抗生物質の中には、酸味と相性が悪い薬があります。実際に薬をオレンジジュースに溶かして味見をしてみると、粉のまま飲むよりも何倍も苦くなってしまいました。そういった場合は、抗生物質用の服薬ゼリー(チョコレート味)やアイスクリームに混ぜると苦くならずに飲みやすくなりました。
栄養剤は少量で栄養が摂取できる分、こってりとしたような味の濃さがあり、飲みにくさを感じました。1つの栄養剤の中にも味の種類が5つほどあり、患者さんが飽きずに飲み続けるための工夫がされてることに気づきました。また、栄養剤は事前に冷やしておくことでかなり飲みやすくなります。
薬の味や飲みやすくする工夫などを実際に体験して知っておくことで、今後、患者さんにも飲み方を説明しやすくなりました。今回の試飲会で学んだことを、今後の服薬指導で活かしていきたいと思います。
みなさまも薬を飲む上でのお悩みなどありましたら、どうぞお気軽に薬剤師に相談してくださいね。